俺が19歳の頃の話。
当時俺は大学に入って1人暮らしを始めたばかり。
高校の卒業時に、別の高校の知り合いだった女の子と初体験をしたばかりの、ズブの素人に近い状態だった。
3つ隣の市に、仲のよかった3つ上の従兄の兄ちゃんがいて、しょっちゅうつるんで遊んでいた。
ある日、兄ちゃんの家に遊びに行くと見慣れない女の子が遊びに来ていた。
女の子は兄ちゃんの大学の同級生(俺も知っていて何度か飲んでた)の妹で、名前を奈緒美ちゃんといった。
奈緒美ちゃんもその年の春高校を卒業し、従兄の兄ちゃんが通っていた近所の女子大に入学してきていた。
ある地方の有名な上場企業のお嬢様で、当然の如くそれに見合った彼氏もいた。
車持ちでマンション暮らし、バイク乗りで極小のワンルームマンション暮らしの俺とは天と地ほどの差があった。